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執筆者の写真takashi suzuki

令和7年 年頭所感

明けましておめでとうございます。2025年乙巳(きのとみ)。


乙(きのと)は、「木」の要素を象徴しており、草木がしなやかに伸び、生命力豊かに横へと広がっていく様子を表しています。このことから、成長や発展、また柔軟性を伴った進展のイメージが込められています。


一方で、巳(み・へび)は古来より神様の使いとして尊ばれてきた存在であり、その特性の一つである「脱皮」を通じて、自己を更新し続ける姿から「不老不死」の象徴ともされています。このことは、終わりのない変化や再生を示唆し、生命の永続性を感じさせます。


このように、乙巳(きのとみ)の年は、それら二つの象徴を合わせ持つ年として解釈されます。草木のように柔軟でしなやかに成長を遂げつつ、蛇のように変化を恐れず再生を繰り返すことで、新たな可能性を切り拓いていく年と考えられます。そのため、「柔軟性と再生力を持ちながら発展していく」ことをキーワードとした年になると言えるでしょう。


 

さて、当事務所にとって、今年のキーワードは「行動」「次のステージを考える」、そして「健康第一」です。

これらを柱に据えて、かつ、昨年の反省を踏まえつつ、前向きに取り組んでいきたいと考えています。


まず、「行動」についてです。 昨年は大学での英語による講義の準備に多くの時間を費やし、それがほぼ1年を占める形となりました。

その結果、学びや新しい知識の吸収といったインプットがほとんどできず、所属している学会や研究会などのイベントにも全く足を運ぶことがありませんでした。

コンサルタントという立場において、インプットを怠ることはアウトプットの質を低下させることを意味します。

この点において、自分の立場や責務を十分に果たせなかったと痛感しています。また、クライアントの重要な意思決定に影響を与える社長との会合にも参加できない場面が多くあり、これも大きな課題として残りました。


今年は、当事務所の強みである「行動力」を再び取り戻し、活発な活動を展開していきたいと考えています。

アクションプランとしては、人と積極的に会うこと、飲み会や交流の場に足を運ぶこと、研究会やセミナーに参加すること、そして読書を通じて新しい知識、幅広い知識を吸収することを掲げています。

さらに、資格試験にも再挑戦する予定です。

昨年はある一つの試験に挑みましたが、不合格という結果に終わりました。

振り返ると、十分な勉強時間を確保できなかったにもかかわらず、結果には過剰なショックを受ける自分がおり、恥ずかしさも感じました。

今年はその悔しさをバネにして、計画的に準備を進め、確実に成果を上げたいと思います。 「乙」といったところでしょうか。


 

次に「次のステージを考える」についてです。

これは昨年からの継続課題でもありますが、今年はより具体的に取り組んでいきたいと考えています。


当事務所は現在7期目を迎えています。

この節目に差し掛かった今、そろそろ“次のステージへの進出”を真剣に考える時期だと感じています。現状では、これといった目玉事業を持っていないことが事務所の弱点となっており、このままでは持続可能性に欠けるという危機感を抱いています。


昨年は「次のステージ」というテーマ自体が漠然としており、具体的なイメージを描くことが難しい状態でしたが、少しずつその輪郭が見えてきたようにも思います。それでもまだ完全には明確ではありません。ただ、現時点で感じている方向性としては、日本のものづくりへのサポートが一つの選択肢になるのではないかと考えています。このような大きな挑戦は短期間で結論を出せるものではなく、時間をかけて慎重に熟考していく必要があると認識しています。


また、「次のステージ」を構築する上で、外部からの視点や意見の重要性も強く感じています。自分一人の発想に閉じこもることなく、周囲の動きや意見をしっかり観察し、多様な方々との対話を通じて、より多角的な視野で可能性を模索していきたいと思います。

「巳」といったところでしょうか。

 

最後に、「健康第一」についてです。

今年も引き続き「健康第一」を掲げ、これを最優先のテーマとして取り組んでいきます。

私の職業では、長期的にキャリアを維持し、持続可能な働き方を実現するためには、健康を大切にすることが欠かせません。ここで言う「健康」とは、身体の健康はもちろんのこと、「心」の健康も含めた全体的なバランスを指します。


昨年を振り返ると、特に「心」の健康について大切さを実感する出来事がありました。

大学での英語講義の準備に多くの時間とエネルギーを費やした結果、休息の時間がほとんど取れず、心身ともに疲労が蓄積していたことが原因で、心が病みかける状況に陥ってしまいました。今思えば、自分の限界に気づけず、無理を重ねてしまったことに反省しています。

今年はその教訓を胸に、心と体の両面から健康を守るために、意識的な努力を重ねていきたいと考えています。 先日出会った樺沢紫苑さんの精神科医が見つけた 3つの幸福という書籍ではうつ病は究極的なセロトニン低下状態だそうでセロトニンを積極的に出すような状況を作り出すことが重要だとありました。


具体的なアクションプランとして、毎日1万歩を目標にウォーキングを行い、ただ歩くだけではなく、平坦な道ではなく勾配のある道を選ぶことで運動の質を高めていきます。また、食生活にも気を配り、1日の摂取カロリーを2,000キロカロリーに制限することを心掛けます。さらに、飲酒についても節度を持ち、必要以上に体に負担をかけないよう配慮していきます。


身体の柔軟性が不足していることも自覚しているため、ストレッチを日々の習慣に取り入れ、体をほぐす時間を大切にします。また、心の健康を保つために瞑想を取り入れ、心を落ち着かせる時間を確保し、日々のストレスを軽減していくことにも取り組む予定です。



 



今年も秩父神社で商売繁盛のご祈願をしてきました。 「柔軟性と再生力を持ちながら発展していく」年

このことを胸に刻みながら、行動力を取り戻し、次のステージを見据え、健康を大切にしながら新たな一歩を踏み出していきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


スマホの12年前の写真を見返したところ、なにやらにぎやかな写真ばかりでした。

エンジョイトラブルで当時も乗り越えてきたのでしょう。今年もできます。


さぁ行こう!


本年もどうぞよろしくお願いいたします。


一代技術士事務所 鈴木

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